「共働きで保育園に通っていても賢い子に育ってくれる?」
平日は家事や仕事で時間が取れないし、一日のほとんどを保育園で過ごす子どもとの接し方に悩みますよね。
保育園ではお勉強がないし、学習面で差が出てしまいそう
私もそんな風に思っていました。
しかし、そんな時にヒントになったのが、有名な脳科学者、茂木健一郎さんの著書「5歳までにやっておきたい 本当にかしこい脳の育て方
本を読んで、本当の意味で賢い子に育つには保育園児かどうかよりも、大切な事があると感じました。
しかも、それは親だからこそ、できること。
時間がなくても、子供を大事に思うワーママへのヒントが盛りだくさんでした。
そこで今回は、この本の内容から、保育園に通う0~5歳までの子どもを賢い子に育てる方法を私なりに整理してシェアしたいと思います。
保育園に通っていても賢い子に育てられる
5歳までにやっておきたい 本当にかしこい脳の育て方
- 乳幼児期の過ごし方が最も重要である理由
- たくましく賢い子に育つためにできること
共働きで時間のないママにとって、耳が痛い事実も。。
ではさっそく、なぜ0~5歳までが重要なのか?について見ていきましょう。
賢い子になるために乳幼児期の過ごし方が重要な理由
最新の研究データによると、脳は3歳までに80%が完成するといわれており、もっとも遅く発達する社会性も5、6歳ごろまでには基礎が完成するのだそう。
だから、0~5歳までが子どもの脳の土台作りになる大切な時期!
そして、この土台作りのためには「5歳までの間にできるだけドーパミンを出せるようになる」ことが必要なんですって。
茂木先生は、このことを脳科学者としての結論とまでおっしゃっています。
ドーパミンとは、「うれしい、楽しい」と感じるときに分泌される成分。
脳内報酬とも呼ばれる。ドーパミンが出れば出るほど意欲が増して、積極的に取り組めるようになる。
例えば、
- スティーブ・ジョブズ
- ビル・ゲイツ
- アインシュタイン
…など、天才と呼ばれる彼らは、夢中になれることを見つけ、熱中し、集中してやり遂げた方たち!
この夢中になることを見つけて最後までやり切る力こそ、ドーパミンによるもの。つまり、天才とは幼いころにドーパミンを出せるようになっている人。
夢中になるものを見つけて熱中してやり遂げる。この経験を小さいときから積むことが重要なんですね
このサイクルができれば、子供が将来どんな道に進むとしても、たくましく生き抜くための「本当のかしこさ」を持った大人になれるというわけ。
じゃあ、ドーパミンサイクルはどうやって作ればいいの?
本にはたくさんの方法が書かれていたので、ピックアップして紹介していきますね。
ただ、保育園児の親にとってショックを受けることも書かれていたので、このお話を先にお伝えしたいと思います。
一体どんなことかというと・・?
親がかけた時間だけ、賢い子になる!?
子供を保育園に通わせる親にとって、耳が痛いことを引用しますと・・
重要なポイントは、親が子供にかけた時間に比例して、0~5歳の子供の脳はどんどん賢さを増すということ。つまり、ご両親がどれだけ子どものために時間をかけられるかどうかが、0~5歳の子育てには重要なのです。
また、受け身的な人間に育つのではなく、もっと前向きな自主性や積極性を持った子どもになってほしいなら、お父さんお母さんが手間ひまをかけて一緒に遊んであげることが必要なのです。
やっぱり、両親がしっかりと子供に向き合わないと、かしこい子には育たないのか・・
と、落ち込まないでくださいね。
確かに、本で紹介されていたトレーニング(遊び)の方法は、大人のサポートが必要な事が多いです。
でも考えてみたら、0~5歳の子供は、まだ放っておいて一人で遊べる時期とはいえないし、当然といえば当然かも。
本では、ドーパミンサイクルを作り出すための遊びがいくつか紹介されていました。
「これは無理ー!」と感じるものもありましたが、参考になるので合わせて紹介しちゃいます。
- おえかき
- 空間認識能力・表現力・想像力を鍛える最高の遊び。描いたものをホチキスで留めて絵本にするなど、もう一工夫するとベスト!
- 図鑑をみる
- 好奇心が刺激される!興味のあるものはじっと見つめるので、興味の兆しをとらえやすい
- 英語の本を読み聞かせ
- 自由度の高い遊び
- 自然の中で遊ぶ
- 自分たちでルールを決めて遊ぶ
- 遊び方の決められたゲームよりも、積み木やブロック、囲碁や将棋
- ごっこ遊び
- ビニール袋、段ボール、雑多なもので自由に想像させながら
- かくしっこ
- 庭や公園で、石やハンカチなどを隠して見つける
などなど、遊びを親子で楽しんでやることが、子どもの脳を育てるんだとか。
おえかきや読み聞かせ、図鑑や自由遊びって・・保育園でやらせてもらっていることと同じ!
そう。親がやってあげられなくても、保育園で経験させてくれていることは子供の成長に大切な遊びばかり。
また本では、賢い子に育てるためにママが手軽にできることもたくさん紹介されていましたよ。
例えばどんなことかというと・・?
悩むよりママが子どもにできることをしよう
自然の中での自由な遊び、ごっこあそびなど、親がサポートをしながら楽しむ遊びも、乳幼児期の子供にぴったりなトレーニング。
といっても、保育園に通わせる親にとっては、時間的になかなか難しいですよね。
しかし、それ以上に大事なのはママとの信頼関係を築くことです。
ママが認める、ほめる
- 自分で靴を履く
- 積み木を高くつむ
- コップにお茶を注ぐ
などなど、子どもが「あれをやりたい!」「これができる!」というときにはできるだけ邪魔をせずに見守ること。
成功したら、たとえ小さな成功でも、ママが認めてあげることが重要。
それは、「できた!」という達成感と「よくがんばったね。できたね」の認められる喜びでドーパミンはどんどん分泌されるから。
しかも、お父さんやお母さんにほめられると、他の人に褒められるよりもたくさん分泌されるというから、効果バツグンなんですね。
さらに、できたときだけじゃなく「今日もかわいいね。大好きだよ。」とそのままの子供を無条件に認めること。
この両方の褒めで、子どもの脳はぐーんと成長するそうです。
また、ママとのコミュニケーションも超大事。例えば・・
ママが笑顔で子どもと触れ合う
子どもを膝の上に座らせて一緒に何かをすることが、もっとも脳を育てる姿勢だと知っていますか?
これは「心の安全基地」の存在があって初めて外の世界を探索できるという仕組みによるもの。
保育園から戻ってきたとき、安心して喜んで迎えてくれると確信するからこそ、好奇心を外の世界に向けられるんですね
また、子どもに優しい口調で話しかけることは、子供の聴覚も育てられるし、パパとママがいつも笑顔でいれば、子どもも自然に笑顔になる。
親子でコミュニケーションしながら一緒に色々発見していくことで「本当にかしこい脳」が育てられるんだそうです。
では最後に、今回のお話をまとめてみたいと思います。
保育園児でも賢い子に育てるためにできる事まとめ
保育園でも賢い子に育てられるかな・・、という悩みを解決する手がかりがこちらでした。
- 保育園での遊びや経験が脳の成長に役立つ
- 少ない時間でも親子のコミュニケーションが超重要
また、
親だけじゃなく、保育士さんも一緒に子育てしてくれて心強いよ。子どもの日々の成長がうれしい
また、子供を保育園に通わせる共働き家庭にとって、平日の短い時間の過ごし方のヒントがたくさん得られました。
例えば、おえかきや絵本の読み聞かせ。
- ママが子供を見つめることに意識を向けること
- 膝の上に座らせておもちゃで遊んだり、絵本を読むこと
ちょっとした時間をもつことが子供の脳の成長には良い影響があると言えます。
乳幼児期の子供にとって
- ママが笑顔でいること
- 親とのコミュニケーション
が、とても重要なんですね。
私も、このことを肝に銘じて笑顔の子育てをしたいなぁと思います。
忙しい共働きママにとって、子供を見つめる目と笑顔は大切。
離れて過ごす時間があるからこそ、できる心のゆとりもできる。
本当のかしこさとは、「好奇心をもち、熱中し、やり遂げる力」
子供の脳の成長には、親子でにっこり、子供と触れ合ってコミュニケーションすることが一番!
私も、自分自身に言い聞かせています。(笑)
常に笑顔は難しくても、意識することはできますもんね。
茂木健一郎さんによる「5歳までにやっておきたい本当にかしこい脳の育て方」、今回ご紹介した以外の内容も子育ての参考になることがたくさん書かれていたので、あなたもよかったら手に取ってみてくださいね。
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