こんにちは。3児のワーママあおはです。
親の働き方と子供の学力の関係について、不安に思う働くママは多いのではないでしょうか?
わが家も小さな子供3人をもつ共働き家庭です。
平日はどうしても子供と触れ合う時間が短いことで、「親があまりかまってあげられないせいで、子供の学力に悪い影響があるんじゃないか・・」なんていう心配はつきもの。
しかし、特に乳幼児期の脳の土台作りに影響を与える親子関係について知ることで、気持ちが楽になったのです!
そこで今回は、親の働き方と子どもの学力の関係について、事実を一つずつ解き明かしながら、シェアしていきたいと思います。
子供の学力への影響。共働き家庭は不利?
まず、一般的な共働きが専業主婦で比べてみると、圧倒的に不利となるのは、子供と接する時間の長さ。勤務時間が決まっていれば、ママが子供と向き合う時間が短くなるのは避けられないことですよね。
実際に私も、
やっぱりママが近くにいてあげてるから‥?
と焦ったことがあります。色々というのは、、
- 1歳でぺらぺらおしゃべり
(わが子はまだ宇宙語‥) - 3歳でひらがなの読み書き
(わが子はすべて殴り書き‥) - 5歳で一輪車に乗れる
(わが子は室内三輪車‥)
といった、学習面や運動面のこと。
さらに子供が小学生になると、またまた他の家庭と比較してしまうのです。たとえば、、
もし共働きじゃなかったら、
- 少し遠い場所の習い事にも通えるのに‥
- 夏休みに色々な小学生向けイベントに連れて行けるのに・・
なんて、「共働きだから子供に○○できない」という風に考えてしまい、落ち込むこともありました。
確かに、親が子供にかけられる時間が学力に影響することを考えると、共働き家庭は不利。
しかし、「保育園と習い事の両立は不要?!ママが代わりにできることとは?」でもご紹介した「5歳までにやっておきたい 本当にかしこい脳の育て方
以前の記事では、忙しいママでも出来ることをピックアップしてお伝えしましたが、実は他にも、子供のかしこさと親子の関係について興味深いことが書かれていたんです。
では、子供の学力向上のために、共働き家庭でもできることにはどんなことがあるのか、お伝えしていきますね。
でもその前に、そもそも「学力」って何でしょう。
- 計算ができること?
- 漢字をたくさん書けること?
何だかちょっと違う気がしませんか?私も疑問に思ったので調べてみました。
文部科学省ではこんなふうに定義されているんですよ。
そもそも学力って何?
文部科学省では、子どもたちに求められる学力=「確かな学力」として、次のように定義しています。
「確かな学力」とは
知識や技能はもちろんのこと、これに加えて、学ぶ意欲や自分で課題を見付け、自ら学び、主体的に判断し、行動し、よりよく問題解決する資質や能力等まで含めたもの
文部科学省HPより
つまり、単に勉強ができるというだけではなく、自分から課題を見つけて、行動して、解決する力も必要!ということですね。
確かに、本の中でも
自分でやりたいことを見つけて、 熱中し、やり遂げる力こそが、本当にかしこい脳
として定義されていました!
では早速、この本の中から見えてきた時間のない共働きでも子供の学力向上のためにできることについてお伝えしていきますね。
共働きの「時間」というハンデを超えるために
時間のない共働き家庭にとって、子供と接する時間をこれ以上作り出すのはなかなか難しいですよね。
しかし、本では時間とは別の視点で、かしこい子を育てるための親子関係について書かれていました。親子の関係が子供の学力にどのように影響するのか、私が注目したのは次の3つです。
- 親ができるのは環境作りだけ
- 乳幼児は両親を見て育つ
- お金と子供のかしこさは無関係
では、1つずつお伝えしていきますね。
まず1つ目は、親は子供が学ぶ環境作りしかできないという事実です。
親ができるのは子供が学ぶ環境作り
子どもはもともと学びたいという意欲は大きくて、好奇心や探究心をもっています。でも、
- 部屋の中に何があるか?
- どこにいくか?
- 何を食べるか?
といったことは決められません。そのため、親の責任になるのは、子供が学ぶための環境づくりなんですね。
本には次のようなことが、書かれていました。
例えば、絵本は選び抜いたものを揃えていて、自由に出して遊べるようになっていること。たとえ短い時間でも、寄り添って一緒に遊び、子供に読み聞かせをすること。
そうして信頼関係、絆、愛着ができることが、脳の成長に大きな影響を与えるのです。
子供によいと思われる知育おもちゃや絵本を部屋に用意したり、毎日少しの時間でも触れ合うこと。これらの環境作りは、平日時間がないというハンデは関係ないのではないでしょうか。
わが家の場合、子供が大好きな戦隊モノのおもちゃもたくさんあります。が、リビングの中心には絵本棚を置き、子どもの好きな絵本と一緒に、私が子供の頃に親が買ってくれた30年ものの絵本も一緒に並べています。
戦隊モノやDVDが大好きな子供たちは、絵本も大好き!
平日は時間がなくて知的な遊びはほとんどできませんが、寝る前の絵本の読み聞かせは私も落ち着く、大切な儀式になっています。
2つ目は、「子供は親を見て育つ」という事実です。よく言われることではありますが、子供の学力との深い関係とは一体何でしょう?
子供は親を見て育つ!
子供は親の行動をただ真似するのではなく、きちんと心のつながりを感じているんだそう。
つまり、親がポジティブな心を持っていれば感情豊かにワクワクドキドキするし、他の子供と比べて落ち込んだり沈んでいたら、それも感じることができる。
そしてなんと、このワクワクドキドキが子供の脳の土台作りになると言うのです。
さらに、親子で目と目を合わせてコミュニケーションするだけでも、同じく効果があるとのこと!
にっこり目と目を合わせるだけでいいなんて!これはどんな家庭でも取り入れられますよね。
わが家の子供は、8歳、5歳、2歳。私も早速意識してみたんです。
すると、今まで意外と子供と目を合わせていなかったことに気がつきました!
特に違いを感じたのは真ん中っ子の次男5歳。
末っ子2歳は、まだ手がかかるしアピールもすごいので、必然的に目を合わせます。長男8歳は一人で寝るので、いつも寝る前に少しだけ目を合わせて話す時間をとっていました。
一方、あまのじゃくな年頃でぶつかることが多かった5歳次男。目と目を合わせることを意識するだけで、なんだかイキイキしてきたような!
ママの視線を感じるのはやっぱり安心感があるんでしょうか。もめ事も少なくなったのはうれしい効果でした。
3つ目は、意外かもしれない親のお金と子供の学力の関係です。
親のお金と子供のかしこさは無関係
専業主婦家庭より一般的に有利と思われる「お金」ですが、このお金が子供の学力とは無関係なのだそう。
と、思われますよね。
一流の教育を受けさせたい!と思うと、ある程度のお金は必要。でも、関係があるのは「お金」ではなく両親の「考え方」や「行動習慣」の差だということです。
例えば、本をたくさん読んだり、ニュースに敏感な勉強熱心な家庭では、子供も学びたい欲求を強く持つように。外出を好んで、積極的にいろいろなところに出かける家庭では、好奇心や探求心の強い子供に育つのだそう。
まさに、蛙の子は蛙。親がどういう考えでどんな行動をしているか、つまり育った環境は子供の考え方や行動に影響を与えるんですね。
親が一生懸命に学ぶ姿を子供に見せることができるという点では、共働き家庭が有利と言えるのではないでしょうか。
では最後に今回のお話をまとめてみます。
まとめ
共働き家庭では、ママが子供にかけられる時間という点ではどうしても不利。
ただし、時間以外にも子供の学力に影響するのは、親子の関係でした。
- 親が用意できるのは環境だけ
- 子供は親を見て育つ
- 親のお金と子供の学力は無関係
共働きのため、時間という超えられないハンデはあっても、できることはたくさんありそう。特に乳幼児期、子供は親をよく見ています。この時期に親もしっかり子供を見つめることが大切なんですね。
そういう意味で、私が今、時短勤務ができているのはありがたいこと。時短している分、家事に手を回すのではなく、子供と目線を合わせることを大切にしていきたいなーと思います。
共働きだと時間の確保はなかなか難しいですが、育休も2年に延長できるようになりましたよね。大事な乳幼児期に、なるべく手と目をかけて、ゆっくり濃い時間を過ごすのもいいかも。
復帰してからの選択肢として、時短勤務を含む育児支援制度も増えるといいですよね。
また、乳幼児期を過ぎても、時間のない共働きママが子供にできることとして
- 子供をよく観察すること
- 目線を合わせること
- 親が取り組む姿を見せること
これらのことは、同じことが言えるはず。
親が仕事や課題に取り組む姿を見せられるという点では、共働き家庭の方が有利かもしれませんね。
とにかく、周りと比べることなく、目の前の子供を信じて観察することが大切だなーと感じました。
特別な事じゃなくてもいい、興味を広げてあげる努力をしたいです。
最後になりましたが、記事内でご紹介したのは下記の本です。乳幼児期の子育ての参考になることがたくさん書かれていますので、よかったら手に取ってみてくださいね。
こちらおすすめです
子供を伸ばす母親になるには? 「賢い子」に育てる究極のコツを読んで
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