些細なことでイライラして、子供に怒鳴ってしまうってことありますよね。
- 食事中にふざけてこぼす
- 好き嫌いをして、食べない
- 落としたご飯粒を踏んだまま歩く
- おもちゃを片付けない
- お風呂あがりに裸のままで遊んでる
- 都合が悪いと、聞こえないふり!
などなど。
も~やだっ!! いい加減にして
初めは優しく注意できても、 何度言っても聞かない、話にならない、、というときには イライラが積もります。
最終的には、どっかーん! ひどい言葉で怒鳴ってしまう。
でも、さらに最悪なのが、しばらくしてから襲ってくる自己嫌悪。
できたらイライラしたくない、自己嫌悪になりたくない。。ですよね。
そこで今回は、「子供に怒鳴るのをやめたい・・」と真剣に考えた私が実践した5つの方法をご紹介します。
私自身これを意識することで、以前より怒鳴ってしまう場面が減りました。
きっかけは、真ん中っ子の次男による“ある衝撃的な一言”でした。まずは、このエピソードから紹介させてくださいね。
子供に怒鳴ってしまう!悪循環はもう嫌・・
わが家の子ども3人でみんな3歳差。仕事もしてるので、特に朝がバタバタです。
以前は、子供に対して必要以上にイライラ&怒鳴ってばかり・・。
そのまま保育園に送り出し、冷静になった電車の中で、子供の顔を思い出して「ごめんね・・」と涙。。 こんな経験が、何度もあります。
そんな、何度となくイライラして怒鳴っては自己嫌悪を味わう日々。
これまでも雑誌などで読むイライラ回避策を試してきた私ですが、真剣に心を入れ替えなければ・・、と思うきっかけがありました。
それは、ある日、次男がつぶやいたある言葉です。
子供は「おこってる」としか思ってない
ある夜、何かのきっかけで次男に言われた決定的な一言。
「おとうさんもおかあさんも、ぼくにおこってばっかり」
私にとって、「がーんっ」という言葉では表せないほどのショックでした。
こちらとしては、
- 食事のマナー
- 時間の約束(寝る・家を出る)
- しつけ
といった、すべては「子供のため、しつけのため」という想いからの声かけなんですよね。
しかし残念なことに、なんと本人にとっては
お父さんやお母さんが「おこっている」ことしかインプットされていないという事実!!
めちゃくちゃ「損」じゃない???
愛情があるからこそ「子供のため」とマナーや約束の話をしてるつもり。
なのに、本質は全く伝わっておらず、「おこってばかりいるママ」に変換されてるなんて。
このことにショックを受けた私は、真剣に対処法を考えました。
子供に怒鳴るのをやめたい!5つの対処法
「イライラして怒鳴る私・・子供への影響が心配」
「子供に”自分は愛されてる”と感じてほしい」
と、心から思った私が考えた対処法は、次の5つです。
- 子供の目線になってみる
- ママの思いを伝える
- 甘えを受けとめる
- ママの方から素直になる
- 普段たっぷりめに可愛がる
ではまず、1つ目の子供の「目」になってみること、についてご紹介します。
対処法1:子供の目線になってみる
普段から、
「この子に見えているものは何だろう?」
と観察してみます。
ママにはイライラすることでも、
「おいしくないから食べたくない・・」と、好き嫌いをする。
「面白そう!やってみたい!」と、(ママにとって)余計なことをしちゃう。
とか、ただ素直なだけ。
当たり前ですが、いつもはママからの目線ばかりだからイライラするんです。
お風呂を泡だらけにしたり、 水たまりに思いっきりジャンプ!
ママには困ることでも、小さい子供にとっては、ただ楽しいことに夢中になってるだけ。
また、子供の目線になってみると、 「そーいうことに興味があるのね!」と、新しい発見をすることもありました。
子供に目線を合わせたら、次にできるだけ甘えさせてあげることも大事です。
対処法2:意識して甘えを受けとめる
ついイライラして自己嫌悪になってしまった後で、いつも気づくことがあるんです。
イライラして「ドッカン!(怒)」となるまでの間には、何回か仲直りできるポイントがあったということ。
それは、子供からの「甘え」のサインでした。
例えば、初めは登園準備が遅いのがきっかけでイライラが始まった朝。
振り返ると、やりとりの中で、
「じゃあ抱っこして」とか
「靴下はかせてー」とか。
子供から仲直りのきっかけをくれてたりするんです。
でも、その時はイライラが増していってるので、
「荷物もあるし、抱っこは無理!」
とか
「靴下くらい自分で履いて!!」とか言っちゃってる。。
そして、これが逆効果!!
結局、子供の機嫌を損ねてしまい、余計に時間がかかるという結果になっていました。
お互い意地の張り合いになること、よくあるんですよね
でもこの時、ママの方から
「しょーがないなぁ。特別サービスね。」
なんて折れてちょこっと受けとめてあげれば、イライラ時間がだいぶ短縮されます。
子供からぬくもり・愛情を求められたら、受けとめる。
「抱っこ―」も、できるだけ応えてあげれば、子供も「受け止めてもらえたこと」がうれしいので、それ以上はゴネません。
先に折れた方が、楽!でした。
実際、保育園に行くときに
「おんぶ―!」
と言われて、
「じゃー、止まれのところまででもいい?」
と、少しの間抱っこしただけで、本人は大満足。
なんと、その後はにこにこして保育園までしっかり自分で歩く、ということがありました。
甘えを受けとめず、「自分で歩いて!」と頭ごなしに言っていたころは、すねて下を向き、玄関の前から全然動かなかった息子が。。かなりの違いです。
でも「楽しいだけとか、甘えてるとかはわかるけど、イライラする!」 というママの気持ちもわかります!
そこで3つ目の対処法。怒鳴ってしまう前に気持ちを伝えましょう。
対処法3:ママはこう思うと伝える
ママの思いを伝えるとは、例えばこんなこと。
「お仕事で〇時に出発したいの。少し急いでくれる?」
「ベッドはきれいな体で寝る所だから、汚れた服で乗らないでね」
「ごはん粒を踏んで歩くと、部屋中べちゃべちゃになっちゃうの。こぼさないように、気を付けて食べてほしいな。」
とかとか。
- ママの予定
- 困ってること
- 頼みたいこと
など、ママの気持ちを伝えて、子供に相談すること。
「どうせ伝わらないし・・」とか思わずに、ママの真剣な想いを、少しずつ伝えておきます。
一方的に怒鳴るよりも、信じて伝える。
そうすると、意外と「・・うんわかった」と納得してくれることが多いんです。
ただし、一回くらいじゃ同じことを繰り返すんですよね~!
とは言え、それも当たり前。
何度も何度も、信じて伝えるべし。
「もー!なにやってんの!!?(怒)」
なんて言いたくはなりますが、怒っても効果がないことは次男の言葉でも明らかになりました。
肝心の子ど場に隠れたママの思いは本人に届かないんです。
ただ、頭では分かっていたのに、どうしてもイライラして怒りすぎちゃった!という時もある。
そこで次は、そんな怒りすぎてしまったときの対処法を見ていきましょう。
対処法4:ママの方から素直になる
感情的になりすぎたら、落ち着いてから、素直に謝る。
これに尽きます。
謝るのは、怒ってしまった後、気分がおさまったときで、十分間に合う。
イライラ絶頂!のときは、
「あーもう!信じられない!わけがわかんない!」と頭に血が上ってるので、この時に謝るなんて、はっきり言って無理ですよね。
心が落ち着くまで、ちょっと間を開けて
「さっきは、大きな声だしてごめんね。」
とママの方から謝ると、
「・・いいよ」 と。
よほどのことがない限り、許してくれます。
あんなに怒っちゃったのに!なんて寛大なの
私も「言い過ぎた・・」と思った時に、よく子供に謝ります。
「ごめんね。。」と謝ると、それまでぶーっとふくれてご機嫌ナナメだった子供が、すっきりした顔で「いいよ」と言ってくれることがほとんど。
そう、なるべくお互いに心穏やかに過ごしたいですよね。
というわけで最後にお話しするのは、イライラしていない時、心の平常時にやっておくべき大事な対処法です。効果ありますよ~。
対処法5:普段たっぷりめに可愛がる!
心に余裕のある時に、ママはあなたのことが大好きなんだよ。ということをたっぷり伝えておきます。
目を合わせて、
「だいすきよー」
「あんなに小さかったのに大きくなったねぇ」
とか、愛が伝わるならどんな形でもいいと思います。
子供の心に愛情口座があるとしたら、普段からたっぷりとママからの愛情をためておくイメージ!
このことで、1つ目の方法でお伝えした“ママが子供を見つめる目”も鍛えられるし、子供も悪い気持ちはしない、むしろうれしいんですよね。
不思議なことにこれを続けると「自分は大切にされている!」という安心感と自信からか、気持ちが落ち着いたり、叫んだりすることが減るんです。
さらに、ママがイライラして怒っちゃったときに、許してくれやすいというおまけつき。
子どもの気持ちになってみると、ママが普段からそっけない上に、ちょっとした時にガミガミ言われたら・・。いやですよね。
大切なことは、これらの対処法を、どれでもいいからやってみる&繰り返すこと!
想定外のことばかり起こるのが子育て。
「子どもの反応が期待してた反応と違うー!」
なんてよくあることだし、失敗もよくしちゃいます。
「やっちゃったー」と反省したときに、「次どうしようかな?」と考えて、またやってみる。この繰り返しで、私はだんだんと改善できてきました
しかし過去には、よく言われる他の方法を試して、うまくいかなかったことも。。最後に失敗エピソードも紹介させてください。
効果がなかった「怒鳴るのをやめる方法」
- 爆発しそうになったら、その場を離れる
- 怒鳴りそうになったら、深呼吸して10秒数える
- 怒っている自分の顔を鏡で見てみる
など、よく聞く方法は、私には無理でした。
少し離れたくても小さい下の子が「ママー」と付いてくるし、ちょっとトイレや洗面所にこもったところで気分転換できず。
イライラ絶頂の時に10秒カウントするとか、頭からすっかり消えてて一度もできたことがない。。
また、
「ママの笑顔が家族の幸せ」
「子供が健康なだけで十分幸せ」
と自分に言い聞かせる方法も向いていませんでした。
その時は「ママが笑顔で子供が健康ならいいんだ!」と思うものの、イライラしているときには全然思い出せない。
やっぱり反省した時だけじゃなく、普段から子供の目線になってみたり、愛情貯金をためておくと行動することが大事でした。
それでは、最後に今回お伝えしたお話をまとめます。
子供に怒鳴ってしまう私が楽になった方法まとめ
まったくイライラせずに子育てするなんて不可能。(人間だもの・・)
でも、感情で怒鳴ってしまうのは悪い事とわかってるのに、ついイライラして自己嫌悪は嫌ですよね。
罪悪感に陥らないためにも、子供に怒鳴るのをやめたいと思った私に効果があった方法は次の5つでした。
- 子供の目線になってみる
- 甘えを受け止める
- ママの想いを何度も伝える
- ママの方から素直に謝る
- 普段から子供に愛を伝えておく
そして大事なことは、これらをやってみながら繰り返すということ。
子供には
「自分のことをわかってくれる、受け止めてくれる」
と感じてほしいし、
「おこってばっかり」より、「だいすき」って言われたい。
「ママから愛されてる」ということに自信を持ってほしい
子育てしていて、どうしてもイライラして怒鳴ってしまうというあなた、今回ご提案した5つの対処法をぜひ試してみてくださいね。
やってみるのは、どれか1つでも大丈夫。特に、
- 目線を合わせる
- 普段たっぷりめに愛を伝える
という方法は、いつでもできることなので特におすすめです。
私も毎日凸凹しながらではありますが、お互いに「イライラ」よりも「ニコニコ」が多い子育てをしていきたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (4件)
ついさっき子供を怒鳴ってしまい、「子供 怒鳴る やめたい」と検索し、ここのサイトを見つけました。
うちは普通の家と違い、自閉症の子供なので5つの方法を持ってしてもかなり難しいものがありますが念頭に入れて臨みたいと思います。
REDさん、コメントありがとうございます。
思うように気持ちがコントロールできないと辛くなりますよね・・!
毎日、お子さんの向き合われている姿が浮かびます。よくがんばっておられますね。
お子さんはおいくつなのでしょうか。
ふっと力を抜いて、まずはにこっと目を合わせてみるのが効果ありました。
考え方や向き合い方に正解はありませんが、少しでもヒントになればうれしいです。
怒鳴ってしまう 2歳 と検索してここにたどり着きました。
うちの子は日常会話が通じるので普通は育児が楽なはずなのですが、イタズラ好きとイヤイヤ期の両方に毎日振り回されて、私は怒りやすくなってしまいました。
今日、昨日、一昨日、子どもが牛乳をテーブルにぶちまけたこと、風邪をひいているのに服を着るのを嫌がること、私を叩いたことなどで、私はキレてしまいました。
机を叩いたり、怒鳴ったり、お尻を叩いたりしてしまいました。
怒鳴りそうになったら子どもから離れる、と知識としては知っているのに、冷静になれなかった自分に自己嫌悪が募っていましたが、この記事を読んで「私だけじゃない!」と思えました。
怒鳴ったり叩いたりしてしまいましたが、毎朝子どもを抱き締めて大好きだと伝えています。
愛情貯金をたくさん貯めてあげて、あとは怒鳴ったり叩いたり本当はしたくないんだ!と毎回自分に言い聞かせるようにしていこうと思います。
泣き虫ママさん
この記事にたどり着いていただき、コメントありがとうございます!
連日の牛乳ぶちまけられ・・は、心が折れそうになりますよね。
「だいすきだよ」と伝えること、素敵な習慣です!
どうしたら冷静になれるか試行錯誤しつつ、愛情貯金を貯めるイメージで、ママも子供と一緒に成長していきたいですね