こんにちは。3児のワーママあおはです。
子どもだけじゃなく大人も夢中になる、島田ゆかさん作のシリーズ絵本。あなたも好きですか?
この絵本が面白いのは、なんといっても、バムとケロのシリーズ絵本のキャラクターやアイテムが、たくさん登場すること。さらに島田ゆかさんの絵本ならではの楽しい背景にも注目!
働くママの私も、このシリーズを子供に読み聞かせるのが大好き。細かい発見をするたびにどんどんお話に入り込んでしまいました。
今回は、そんなシリーズの中から「うちにかえったガラゴ」のあらすじと裏話をたっぷりご紹介したいと思います。
ではまず、気になるあらすじから見ていきましょう。
「うちにかえったガラゴ」のあらすじ
「うちにかえったガラゴ」は今年2017年で刊行20周年となる「かばんうりのガラゴ」に続く2作目。
この絵本の特長は、かわいいお話だけではありません。
旅するかばんうりのガラゴが、寒くなってきたために店じまいをして、自分の家に帰る、というところから始まるストーリー。
うちに帰って、疲れをいやすためにお風呂にお湯をためていたところ、次から次へと、おみやげを持ったお友達が訪ねてきます。それはなんとバムとケロのシリーズにも登場しているキャラクターたち。
「出しっぱなしのお湯は大丈夫?」
「ガラゴはいつになったらお風呂にはいれるのかな?」
なんて、心配になりながら、ようやく落ち着いてお風呂に入り、みんなで楽しい晩ご飯タイム!
するとまたお客さんが‥。いったい誰かな?
という、旅するガラゴにはちゃんとおうちがあって、うちに帰るとお友達がたくさん集まる、ほっこりにぎやかなお話です。ガラゴが広ーいおうちに住んでいるのは、みんなが訪ねてくるからなんですね。
そして、「うちにかえったガラゴ」の特徴は、バムとケロのおかいものに出てくるキャラクターがたくさん登場するところ。
キャラクターだけでなく、アイテムもリンクしているので、それぞれ読み返すたびに、誰がどこにいるのか?何がどこにあるのか?探してみるのがとっても楽しいんです。
ではさっそく、バムとケロのシリーズとのつながりを見てみましょう!
「バムとケロ」シリーズとのリンク
「うちにかえったガラゴ」とバムとケロのシリーズ絵本とのつながりは
- キャラクター
- アイテム
の2つです。ではキャラクターからチェックしていきましょう。
ガラゴのおうちに遊びにくるお客さん
「うちにかえったガラゴ」とバムとケロのシリーズのリンクと言えば、まずは、ガラゴのおうちに次々とやってくるお客さんたちです。
- らくちゃん
- とらちゃん
- ぷるどちゃん
- こみみさん
それぞれのキャラクターの名前の由来や秘密は、バムとケロシリーズのキャラクター紹介の中で詳しくご紹介しています。ご覧になってみてくださいね。
お次は、お話の背景にさりげなく描かれているキャラクターです。
ガラゴとすれ違う後姿に注目
冒頭ページに出てくるのは「バムとケロのおかいもの」の市場で占い師をしていたイワちゃんです。イワちゃんも店じまいをしておうちに帰っている途中なのかもしれませんね。
そして、もちろんこの方たちも最後のページに登場しています。
最後のお客さんはもちろん・・?
最後のページに後姿だけ描かれているのは、ご存知バムとケロ。いまちゃんも一緒です。おじぎちゃんも、今度はしっかりと防寒着をまとって再登場!
このページを見ると「うちにかえったガラゴ」の表紙でドアをノックする手はバムだったんだー!と気が付きます。なんとも細やかですよね。
では続いて、バムケロシリーズにも出てくるアイテムも、チェックしていきましょう。
市場に売っていた「ねこかるた」
ぷるどちゃんがおみやげとしてもってきた「ねこかるた」実は「バムとケロのおかいもの」の市場の中で「こっとうやさん」にさりげなく置いてあったものなんです。ぷるどちゃん、市場でおみやげを選んでいたんですね。
また、
- とらちゃんの手鏡や
- らくちゃんのピーナッツ
- こみみさんの大鍋
も、それぞれ市場に出てきた商品たち。
さらに、リンクしているのは「バムとケロのおかいもの」だけではないんですよー。
「バムとケロのそらのたび」に出てくる「おおうみへび」
ガラゴのお風呂の出窓にいる「おおうみへび」は、「バムとケロのそらのたび」で「ひろいうみ」にでてくる「おおうみへび」なんです。
どうでしょうか、バムとケロのシリーズともいろいろな場面でつながりがみつかりました。気になったあなたは、ぜひバムケロシリーズもチェックしてみてくださいね。
では、お次にご紹介するのは、背景だけで展開されるストーリーです。
知っていると絵本の内容がより楽しめちゃうので、知らなきゃ損!ですよ。
本編と合わせて楽しめる背景の変化って?
「うちにかえったガラゴ」で注目すげき背景の変化としてご紹介するのは次の2つです。
- 雪の降り方
- かじられていくリンゴ
ではさっそく1つ目の雪の降り方に注目していきましょう。
初めのお客さん、とらちゃんが訪ねてきたとき、雪がちらほらと降り始めたところですが、2番目のお客さん、らくちゃんが訪ねてきたときには、粒が大きい牡丹雪がまばらに降りだします。
3番目のお客さん、ぷるどちゃんが訪ねてきたときには雪が少し積もり始めています。ぷるどちゃんのリンゴ頭にもうっすらと雪が・・。そして、こみみさんや双子のヤモリ、ヤモとゲッコが訪ねてきたときには、もうしっかりと積もっていて、大雪に。雪はしんしんと降っているという!
お話を読み聞かせているとなかなか気づかない背景ですが、本当に細かく描かれていて感動ものです!
では2つ目の背景の変化でお伝えするのは、「減っていくリンゴ」です。犯人はいったいだれ?
減っていくりんごの秘密
ガラゴのおうちの玄関に飾ってある、置物のような小さいリンゴと青いおさるさん。だんだん形を変えていきますよー。
1個のきれいなリンゴが、、らくちゃんが来た時には、どうでしょう。あれっ!りんごが少し欠けてる!そしておさるの右のほっぺがちょっと膨らんでいるでありませんか!??
さらに、ぷるどちゃんが来た時には、またひとかじりされていて、今度はおさるの左のほっぺがぷっくりしてる!?
さらにさらに!リンゴはどんどん減っていきます。今度はおさるの両方のほっぺがぷっくり!なんと最後には、リンゴを堂々と抱えて食べるおさる。よっぽど美味しかったんでしょうか。もう、可愛すぎです。
では最後に、この他で絵本の中に隠れている小ネタを1つご紹介しますね。これは、絵本大好きな次男の気づきが、きっかけで発見しました。それは・・?
郵便受けに入っていたのは?
ある日いつものようにガラゴの絵本を読んでいるときでした。
「ねぇおかーさん。ガラゴ、ポストにおてがみ入ってるのに見ないんだね」
たしかに!冒頭部分で、郵便受けにお手紙がはみだしてるのに、ガラゴはそのまま開けずにおうちへ入っていってしまいます。気になっていると、なんと、背表紙の内側に答えが。
なんと、雪が積もった後で、ようやく郵便受けのお手紙に気が付いたガラゴの様子が描かれているのですが・・
差出人をよく見てみると、
- バム・ケロ
- とら
- ぷるど
- らく
- OJIGI(おじぎ)
と、書かれています。
もしかして、遊びに来ることを手紙であらかじめ伝えていたのかな?
では最後に、今回のお話をまとめますね。
まとめ
今回は「うちにかえったガラゴ」のあらすじと共に、バムとケロのシリーズ絵本とのつながりとして、
- 登場キャラクター
- リンクするアイテム
をご紹介しました。
さらに、知っていると絵本が何倍も楽しくなる情報として、
- 背景で起こる変化
- 雪の降り方
- リンゴをつまみ食いするサル
- 郵便受けの手紙に気づかないガラゴ
といった裏話もありましたね。
他にも探してみると小ネタは尽きないのですが、例えば、
とらちゃんのおみやげだった手鏡が、ちゃんとお風呂に飾られていたり、、
お風呂に、おじぎちゃんイラスト付きの「OJIGI(おじぎ)」と書かれたシャンプーが置かれていたり。。
島田ゆかさん作の絵本は、どのシリーズも本当に背景がこまかく凝ってかかれているので、何度読んでも新しい発見があって大好きです。今回の「つまみ食いするおさる」のように、ページごとに間違い探しができたりするのも楽しい!
大人も一緒に楽しめる絵本「うちにかえったガラゴ」、ぜひ他のバムとケロのシリーズと共に読んでみてくださいね。
バムとケロのシリーズ絵本は他の作品もどれもおすすめ!参考にしてみてくださいね。
ガラゴシリーズ、バムとケロのシリーズはキャラクターを知ることでより楽しめますよ。登場キャラの名前やモデルなど、詳しいことを知りたいあなたは下記記事を参照くださいね。
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