こんにちは。子供と一緒にバムケロシリーズにハマってしまった3児のワーママあおはです。
「バムとケロのさむいあさ」は、バムケロのシリーズ絵本の3作品目。あひるのかいちゃんが衝撃的なデビューを果たすお話になっています。
もちろん、お楽しみはあらすじだけじゃない!他の作品との重要なつながりや背景ネタも満載です。子供にウケること間違いなしのあるシーンも見逃せないですよ。
そこで今回も、かわいくてププっと笑えるあらすじと、注目の背景ネタを詳しくご紹介したいと思います。
それではさっそく、絵本のあらすじから見ていきましょう。
「バムとケロのさむいあさ」のあらすじ
とっても寒い朝の火曜日。
「裏の池もきっと凍ってるはず!」
と、釣りの道具とスケート靴を持って、池に出かけるバムとケロ。
そこで出会ったのが、天体観測をしている間に水面で凍りついてしまった、あひるのかいちゃんです。二人は急いでかいちゃんを助け出し、家に戻ることに。
その後、かいちゃんを気に入ってしまったケロちゃんは、かいちゃんを家じゅう連れまわして大はしゃぎ。なのに翌朝、かいちゃんは「おせわになりました」という置き手紙を残して、池に帰ってしまうのでした。
ケロちゃんは涙。。
あまりに悲しむケロちゃんのため、しかたなくもう一度池に行ってみると、、?そこにいたのは、またまた凍りついて動けなくなっているかいちゃんの姿が!
キョトンとしているかいちゃんと対照的に、びっくり仰天するバムとケロの表情やしぐさは必見です♪
それでは、お待ちかね!あらすじに続きまして、他のシリーズ絵本とのつながりもチェックしていきましょう。
次回作のあらすじへの重要な伏線あり
実は、「バムとケロのさむいあさ」には、次回作への展開に必要なシーンが描かれているんです。
それは、どちらも次回作の「バムとケロのおかいもの」で購入することになる
- ねずみのマウの「やかん」
- ケロちゃんの「チョッキ」
です。
ではまず、マウのやかんから見ていきましょう。
大変!大事なやかんが沈んじゃった
池で凍り付いてしまったかいちゃんを、バムとケロが助け出したときのこと。
同じく、かいちゃんを助けようと出てきたねずみのモル。しかし、持ってきたお湯の入ったやかんが、池に沈んでしまうんです。
この、なんとも切ないシーンがこちら!
4コマのそれぞれ画面左の方に注目してみると・・?
- たっぷりのお湯をやかんに入れて登場するマウ
- 「あー重かった」と、凍った水面にやかんを置くと
- みるみるうちに、やかんが沈んでいく・・!
- 消えていくやかんを見つめ、呆然と立ちつくすマウ
バムとケロに目を向けてしまいがちですが、こんな近くにサイドストーリーが描かれていたんですね。
とっても細かいけれど、次回作へとつながる重要なシーンです!
ではお次に、ケロちゃんのチョッキにも注目していきますよ。
破れちゃったケロちゃんのチョッキ
かいちゃんを連れて帰り、おふろで氷を解かすことにしたバムとケロ。
お風呂上りに、ケロちゃんが自分のチョッキをかいちゃんに着せようとしますが、サイズが合わずにびりっと破けてしまいます。
ケロちゃんのトレードマークともいえる赤いチョッキですが、「破れた後はどうなるのー?」なんて心配はご無用。
次回作の「バムとケロのおかいもの」では
「まずはケロちゃんのあたらしいチョッキのきじをかおう」
というストーリーになっているんです!
チョッキの生地を買うことになった理由は、こんなところに描かれていたんですね。
ちなみに、次回作でもこのチョッキを着ているケロちゃんですが、背中には、破れた所がしっかり縫い合わされている跡が!
この細やかさには本当に脱帽!ますますファンになっちゃいます。
では続きまして、シリーズ恒例!背景に隠された裏ネタをご紹介していきますね。
「バムとケロのさむいあさ」の背景ネタ!
「バムとケロのさむいあさ」で見逃せない背景ネタは、氷を解かすためにみんなで入るおふろのシーンにあります。
まずは、お風呂に出窓に置かれているブラシの入れ物に注目してみましょう。
バムとケロのお風呂場にガラゴが⁉
凍りついたかいちゃんを、おふろに入れてあげる場面でのこと。
窓際にあるブラシ立てに、なんとガラゴにそっくりの生きものがデザインされているんです。
マフラーをしていなかったり、しっぽが少し短い違いはありますが、グリグリの目と長い尻尾はガラゴそのもの!
ちなみに、ガラゴは前作にもチラリと登場していますよ。
「かばんうりのガラゴ」の初版はまだなのですが、少し早めにお披露目されていたんですね。
お次は、普段気持ちを表情に出さないヤメピの貴重なシーンです。
必見!他では見れないヤメピの表情
同じくお風呂場で、子供がキャッキャと喜ぶシーン。
みんなでお風呂に入っていると、ケロちゃんが「ぽこぽこぽこっ」とおならをしてしまうのですが、ここでのヤメピの表情に注目です。
普段は、つぶらな瞳でほとんど表情を変えないヤメピ。
でも、この時「まったくもう、ケロちゃんたら・・」というシーンでは、いつもの愛らしさはなし!
視線の冷たさと言ったらこちらのゴリラ並みでしょうか!?全作品を通してこんなヤメピはここでしか見られませんよー。
そして、おまけの小ネタは、こちらの「ケロちゃんがどんどんおもちゃを運んでくる」シーンです。
よく見ると、見覚えのあるおもちゃがちらほら!
- おじぎちゃんすごろく
- カエルのわなげ
- マトリョーシカ
これらのおもちゃは、「バムとケロのもりのこや」でも、ケロちゃんが秘密の小屋に持ち込むほどのお気に入りでした。
「バムとケロのもりのこや」のあらすじと秘密をばらしたキャラクターは誰?
また、これまでのシリーズ絵本である
- バムとケロのにちようび
- バムとケロのそらのたび
の絵本も、小さいですがちゃーんと描かれていますね。
バムケロシリーズは、本当にネタが尽きないですねー。では最後に、今回のお話をまとめてみましょう。
まとめ
- 火曜日の朝、バムとケロが裏の池に行ってみると
- 池に凍りついているあひるのかいちゃんを発見!
- かいちゃんを助けて仲良くなるも、翌朝いなくなってしまう
- もう一度池に行ってみると、かいちゃんがまた凍ってる!
「バムとケロのさむいあさ」の表紙には
さむいひのよるは、
いけのなかで
てんたいかんそく
をしないでね
という注意書きをじーっと見つめるかいちゃんでしたが、二度もおなじ失敗をしてしまうなんて、本当に天体観測が大好きなんですねー↓↓
そして実は、本の見返し部分(表表紙・裏表紙の内側)も見逃せないんです。
- 池の中で、天体観測に夢中になるかいちゃん(表)
- 凍ってしまい「ピンチ!」な表情のかいちゃん(裏)
がそれぞれに描かれています。
なので、子供に読み聞かせをするときは、見返し部分もお楽しみの一つ。
わが家では、
「ほら、かいちゃんはこうやって凍っちゃったんだねー。」
なんて、あらすじの一部のように読んでいます。
また、次回作「バムとケロのおかいもの」への展開の種として、
- マウのやかんが沈んでしまう
- ケロちゃんのチョッキが破ける
という、重要なシーンも描かれていましたね。
そして、シリーズ恒例のお楽しみである背景ネタには
- ガラゴそっくりの入れ物
- ヤメピの見たことのない表情
- 他のシリーズにも登場するおもちゃ
がありました。
シリーズを通して、同じアイテムがあちこちに登場するのがバムケロ絵本の楽しいところ♪
他の絵本は一度読んで満足する子供たちですが、バムケロシリーズは毎日のように「これ読んでー!」と持ってくるほど。
でも、「えー、またこれ読むの?」なんて、ママが飽きることはなし!
あらすじだけではなく背景も一緒に楽しめちゃうので、全作品とも、おすすめです♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント