こんにちは。バムとケロのシリーズ絵本が大好きな3児のワーママあおはです。
突然ですが、あなたは「バムとケロのもりのこや」が、何曜日の出来事か知っていますか??
バムとケロのファンなら答えは簡単ですよね。
そう!現在全5冊の「バムとケロの○○」絵本は、それぞれが1週間の物語になっていて、「バムとケロのもりのこや」は木曜日の出来事から始まるお話です。
しっかり者のバムとマイペースなケロちゃんの日常が、ほのぼのしつつ面白い!のですが、「バムとケロのもりのこや」では、2人が森の中で見つけた古い小屋を2人だけの秘密基地にするという、わくわくするストーリーになっています。
今回も手書きとは思えないほどの絵の細やかさや、背景に隠されたストーリーや裏ネタが満載!
そこで今回は、親子でバムケロにハマった私が「バムとケロのもりのこや」のあらすじと、背景だけで起こっているストーリーや裏ネタをご紹介したいと思います。
ではさっそく、絵本のあらすじから見ていきましょう。
「バムとケロのもりのこや」のあらすじ
ぽかぽかあたたかい木曜日、森に木いちごを摘みに行ったバムとケロ(とヤメピ)が発見したのは、古い小屋。
- ベルは取れちゃうし
- 木のはしごも折れてしまうし
- なわのはしごもぷっつり切れる
「誰も住んでいないみたい!♪」
そう考えた二人は、この小屋を二人の「秘密の小屋」にしようと決めます。そこで小屋の修理を頼んだのが、なんでも屋の「ソレちゃん」。
翌日からソレちゃんと共に小屋のそうじと修理が始まり、2日がかりで「ひみつの小屋」が完成!
- おもちゃ
- 寝袋
- マット
- 図鑑
- 天体観測セット
などなど、たくさんの秘密の荷物を小屋に運んで、「ひみつの星を見る会」の準備をするバムとケロたち。
星が出るのを待っている間に、思わずうとうとしていたら・・・なんと、秘密にしていたはずの小屋の存在がバレていて、部屋の中はたくさんのお友達でいっぱいに!
仕方がないからみんなで星を見ることになる、というクスっと笑えるオチになっています。
今回も、これまでのシリーズに登場したことのあるキャラクターがたくさん描かれていているところが、バムケロ好きにもうれしいポイント!
では、あらすじに続きまして、他のシリーズ絵本とのつながりもチェックしていきましょう。
前作「バムとケロのおかいもの」とのつながり
「バムとケロのもりのこや」が、シリーズの中で最も濃くリンクしているのが、前作となる「バムとケロのおかいもの」です。
前作でバムとケロがお買い物にいった市場の店主が、最後のシーンでたくさん登場!ガラゴシリーズでも登場するキャラクターの他、
- ストリートミュージシャンのワラビー親子
- ゆかいなとびら屋店主のカバ
- 甘栗屋さんのバク
などなど。
中には、体の一部がちらっと見えるだけという隠れキャラもいるのでチェックしてみてくださいね。
そして注目なのが、秘密の伝言板の名前。
初めは、
バム、ケロ、かい、ヤメピ、おじぎ、ソレ
だけだったのに、最後には
バム、ケロ、かい、ヤメピ、おじぎ、ソレ、ヤン、いま、ぷるど、らく、あかり、こみみ、マウ、モル・・・
と、伝言板にびっしりと書ききれないほどに増えています。
他にも「バムとケロのおかいもの」とのつながりとしては、市場でケロちゃんが買った物が登場しています。
- 底がカエル型のフライパン
- クッションカバーに使われている派手な生地
クッションカバーに使われている生地は、確かケロちゃんの新しいチョッキ用に買ったはず。
でもやっぱり、ケロちゃんのチョッキは赤でしょ!ということで、チョッキ → クッションカバーに使い道が変わったのかもしれませんね。
では次に、一体どうして秘密だったはずの小屋がみんなにばれてしまったのか?
その真相を明かしていきたいと思います。犯人はあのマイペースなキャラクターですよー。
「もりのこや」の秘密をバラしたのは誰?
バムとケロたちの秘密の小屋が、いったいどうしてばれてしまったのか?
そのヒントは上のシーンにあります。背景をよく見ると、小屋の修理に向かうバムケロ達をじっと見つめる3本耳うさぎのおじぎちゃんの姿が!
その後も背景に注目していくと、ひみつの小屋にやってきたおじぎちゃんは、小屋の修理が終わる時にこっそりモグラのモルにひそひそ話をしています。さらに、いもむしにもコソコソと伝えるおじぎちゃん。
その後は、お友達からお友達へ、うわさ話がどんどん広がる様子が小さく描かれています。(翌朝にはモルからいまちゃんへ、いまちゃんからヤンさんへ。。。)
そんなわけで、「ひみつのこや」が秘密じゃなくなったのは、おじぎちゃんが犯人でした!
それでは続けて、細かく描かれているシーンの中から、美味しい&かわいい裏ネタをチェックしていきましょう。
「バムとケロのもりのこや」の裏話
まずは「バムとケロのもりのこや」の冒頭シーン。
バムとケロがもりに木いちごを摘みに森へ出かけている場面で、注目なのは常に二人と一緒にいるサブキャラ、子犬の「ヤメピ」。よく見ると、木いちごで自分の名前を書こうとしていませんか?
バムとケロのシリーズ絵本では、あらすじや本文にはサブキャラの名前は出てきません。でも、このように背景に細かいヒントがちょこちょこと隠れていて楽しいです!
お次は、ソレちゃん朝早くやってきて、みんなで朝ごはんを食べるシーン。
ソレちゃんが抱えている焼きたてのパンが、なんともおいしそうではないですか?
MOE (モエ) 2017年11月号[島田ゆか特集]
プッラにはいろいろな種類がありますが、ソレちゃんが焼いてくれたものは、生地を細長く伸ばして4つ編みにしたタイプの「Pitko(ピトコ)」!
修理も得意で、四つ編みパンも焼けちゃうなんて!(次の日にはせっせとパンケーキを作ってくれるし・・)ほんとに器用な何でも屋のソレちゃん。クールな表情がまたかっこよくて、きっとモテるだろうなーなんて想像しちゃいます。
では、最後に今回ご紹介した内容をまとめてみますね。
まとめ
- バムとケロが、森で古い小屋を発見。
- 2人の秘密の小屋に改造しようと、修理を開始!
- 秘密の星を観る会の準備をして、思わずうとうと・・
- 起きてみると、なぜか小屋の中がお友達でいっぱいに!
バムとケロがこっそり始めた「秘密の星を観る会」の準備でしたが、最後は「みんなで星を見る会」になってしまうという結末がほほえましいです。
みんなにばらした犯人は、おじぎちゃんでしたね。
背景をよく見てみると、お友達からお友達へ、うわさが拡散的に広がっていく様子が描かれています。わが家ではページをめくるたびに
「おかあさん見て!こんなところでコソコソ話してる!あ、こっちでも!」
なんて、子供と盛り上がっています。
また、前作「バムとケロのおかいもの」とのつながりもたくさんありました。
- 市場の店主キャラが大集合
- ケロちゃんが買ったフライパンが登場
- チョッキ用の生地がクッションカバーになっている
読むたびに楽しみがある背景ネタもご紹介しました。
- ヤメピが、木いちごで自分の名前を書いている
- ソレちゃんが焼いてくれたのは北欧の甘いパン「プッラ」
裏ネタを知っていると、絵本を読む楽しみも増えますね。
おまけ情報として、「バムとケロのもりのこや」では特徴のある可愛い虫も至る所に登場するので要チェック!
- クモ
- 赤い点のあるカタツムリ
- しっぽが葉っぱの形のヤモリ
しっぽが葉っぱのヤモリは、「エダハへラオヤモリ」という実在するヤモリです。
読むたびに発見がある島田ゆかさんのバムケロシリーズ。他の絵本も裏ネタや背景だけで起こるストーリーが満載で大好きです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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