小学校や幼稚園だけでなく、保育園にもあるのが保護者会の役員です。
あなたも、このような疑問や不安もあるのではないでしょうか。
わが子たちが通う保育園でも保護者会があり、私は3年ほど前にクラス代表として1年間役員を務めました。
そこで今回は、保育園の役員の仕事内容や、役員の決め方、私が役員をやってみてよかったことなどをご紹介していきたいと思います。
ではさっそく、保育園での役員のお仕事についてみていきましょう。
保育園の保護者会役員。役割と忙しさは?
保育園によっても異なりますが、まずはクラスの代表として役員になると、年1、2回のクラス懇談会を主催するというお仕事があります。さらに、保護者会の係としては下記のようなものがあり、担当が割り当てられます。
係 | 仕事内容 |
会長 | 保護者会の代表。話し合いの進行。卒園式での祝辞も。 |
副会長 | 会長の補佐。保育園との仲介役も行う。 |
会計(2-3名) | 保護者会費の管理(予算、集計など) |
書記(2-3名) | 話し合いの議事担当。保護者会便りの記事作成など |
広報(2-3名) | 保護者会便りを印刷・配布する。 |
図書(2-3名) | 保育園の絵本コーナーにある本の管理(修繕、返却確認) |
イベント(2-3名) | 保護者会主催イベントの計画・実行 |
会長・副会長は、代表ということもあり、年長クラスの役員が担当すること多いです。忙しさは係の仕事内容によって異なりますが、役員になると、まず月に一度の話し合いがありました。(係によっては参加不要な場合もあり)
と思われますよね。話し合いは、下記のような内容でしたよ。
- 年に1度の保護者会イベントについて
- 発表会でのビデオ撮影・写真撮影について
- 保護者会費(予算)の使い方
- 運動会の保護者競技は何をするか
- 保育園への要望まとめ
など
毎月テーマのようなものがあり、意見を出し合い、案をまとめる。という流れ。進行は主に会長さん・副会長さんです。
でもこの話し合い、みなさん保育園に子供を預けて仕事をしているため、開催時間は平日の夜!かかる時間は、19時開始で約1時間。
そして基本的に話し合いは子連れで参加。
家に子供を預けられる人がいる場合は、大人だけ参加していましたが、なかなか難しいですよね。話し合いは市の施設にある保育室で行われていたので、大人が話しているそばで子供たちは遊んでいるというスタイル。
私は、なんと役員の任期中に3人目を妊娠。パパの帰りも遅いため、当時2歳と5歳の息子を連れて、最後のほうは大きいお腹で話し合いに参加していました。
保護者会のある日は大忙し!帰宅してからさっさとご飯を食べて、あわただしく出発。帰宅したら今度はお風呂!そしてすぐに寝る時間です。
そして、私が担当していたのは、実は一覧にあげた中にはない「新保育園係」という、イレギュラーな係でした。
というのも、ちょうど保育園の民営化を迎える前年だったため、新保育園になるとどう変わるのか?保護者会からも意見を伝えたりする必要があったから。
主な仕事は、
- 月一の説明会に出席して、保護者からの質問や要望を伝える
- もらった回答を次回の保護者会で共有する
そんなわけで、保護者会の話し合いの他に、新保育園の説明会もあったので、月に2回はバタバタの日がありました。
では次に、役員や係のの決め方、断り方についてみてみましょう。
役員の決め方と免除される人とは?
仕事に家事に・・忙しいママにとって、「役員の仕事とか、面倒なことはなるべくやりたくない・・」というのが本音ではないでしょうか。
でも、役員の決め方は、基本的に今まで役員をやったことがない人が候補になり、決め方は、立候補orじゃんけんです。
年長クラスで役員になると、会長や副会長といった大役が回ってくるかもしれないということで、子供が小さいうちに役員に手を挙げる人も多いですよ。
でも、どうしても役員をするには負担が大きい場合だってありますよね。みなさん仕事をしているので、仕事をしているからというのは断る理由になりませんが、私の保育園では、妊娠中または0歳の赤ちゃんがいる家庭は免除されるというルールがありました。
月に一度の話し合いには参加できなくても、係りの仕事の内、できる範囲で関わるというのも一つの方法ですね。
では続いて、役員をしていて感じたトラブルや困りごとについてお伝えします。
役員トラブル・困りごと
私の場合、保育園の役員をしてみて、トラブルがあったといえばお金関係。
クラス委員として年に2回のクラス懇談会を主催するときに、1回目で割り当てられた予算をオーバーしてしまったのです。原因は、単なる計算ミス・・!
1回目で使いすぎた分、2回目の予算が少なくなってしまうので、結局一部はこっそり自腹にさせてもらいました。(内緒です)
また、困りごとといえば、他の役員ママたちとの関係。
私は仲の良い保育園でのママ友はいなかったので、周りがすでに仲の良いママたちばかりだと、肩身が狭い・・。という悩みもありました。話し合いでもワイワイで意見を言い合ったりされていると、尻込みしちゃうんですよね。
では逆に、振り返ってみて私が役員をやってよかったと思うことをお伝えしますね。
役員をやってよかったことは?
月に1度とは言え、平日の夜という忙しい時間帯に話し合いに参加しないといけなかったり、係りの仕事をこなさないといけなかったり。
決して楽ではない保育園の役員ですが、やってみてよかったと思うことが2つあります。それは、、
- 話せるママ友ができたこと
- 保護者として保育園の運営に関われたこと
保育園の保護者同士って、登園時間もお迎え時間もそれぞれバラバラなこともあって、なかなかおしゃべりする機会が少ないんですよね。
でも、役員をすることによって、少なくとも同じクラスの役員同士は密に関わることになるし、同じ係りのママたちとも話すようになってネットワークが広がります。
わが家は長男3歳、次男0歳で転入したため、特に長男のクラスのママ友はみんな仲良し。みんなはタメ口なのに私は敬語でしか話せない・・といった状態でした。
でも役員になったことで、必然的に話す機会も増え、打ち解けることができたのです。
気軽に話せるようになったことで、きょうだいを持つ先輩ママに、
- 下の子の保活について
- 小学生になった時の心配事
などを相談したりできるようになりました。
また、保護者会として保育園のイベントや運営に関わることができたのも、いい勉強になりました。自分たちの企画したイベントで子供たちが喜んでくれると達成感もあります。
特に私は、保育園の民営化という過渡期に保育園と保護者会の仲介係になったことで、保育の方針に関して色々な意見を知り、保育園の運営についてちょっと真剣に考えるいい機会になりました。他の保護者の方たちより、一足先に裏事情的なことも知れたことも面白かったですよ。
では最後に、今回のお話をまとめてみますね。
まとめ
- 会長
- 副会長
- 会計
- 書記
- 広報
- 図書
- イベント
保育園によっても違うし、仕事内容は多い少ないがあるけれど、係によっては定期的な話し合いに参加しないといけません。小さい子をみながら、平日の貴重な時間を割くことは結構大変!
役員の決め方は、やったことがない人の中で立候補orじゃんけんです。途中で転園してきた人には不利ですが、仕方ないかも。。
乳児がいる家庭、妊娠中のママは免除されますが、事情がある場合は、できる範囲の関わり方でOK。
仲のいいママがいなかったりすると不安になったりしますが、役員をすることで保護者同士のネットワークができることが大きなメリット。さらに、保育園の裏側を知れるチャンスもありますよ。
一度経験すると、自分が役員をやっていないときも陰で動いてくれている役員の方たちに感謝の気持ちでいっぱいに。。クラス懇談会の時も積極的にお手伝いしようと思えます。
ただやっぱり、会長さんとなると責任感が違うので、できれば立候補される方がいれば一番!
子供が保育園に通っている間、おそらく1度は回ってくる役員。
乳児クラスのうちに役員になっておいたほうが、係の仕事は比較的楽とも言えますが、もしなってしまったらメリットに注目して楽しんじゃう!というのも手ではないでしょうか。
今回のお話が保育園の役員とはどんなものか、あなたの参考になればうれしいです♪最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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