「○○を食べるといいらしい。」「○○は体に悪いからダメ!」
テレビや雑誌、インターネットには、食に関するいろんな情報があふれてますよね。
なんて思いませんか?
3人目の育休中に改めて興味を持った「食と健康」。まずは、まんべんなく基本的な知識を身につけたいと思った私は、2016年10月、IFCA国際食学協会による第1回目「食学検定試験」を受験!合格しました。
勉強してみて、食についての自分軸を持つきっかけになった食学検定。育休中のママが目指す資格の一つとしてもおすすめです。
では、私が受けた食学検定とはなにか、公式テキストと勉強した方法、実際受験してみて感じた難易度について紹介していきますね。
食学検定ってどんな試験?
「食学」とは国際食学協会が定義した「あらゆる食の知識を示す学問」を示す言葉だそうです。そして食学検定は日本古来の食養学からマクロビオティック、料理の基本まで、広く統括的に学べる試験ということでした。公式サイトによると、定義は下記の通り。
食学検定とは、国際食学協会が定める「人々の健康を促す食生活の知恵」をもとにした検定です。
食学検定は、食の知識が間違っていないか、古くなっていないかを確認できます。
食材の生産方法、旬の食材を使う意味、栄養とバランス、調理器具の取り扱い方など
豊富な食の知識は、ホンモノの食材を美味しく頂くためのチカラとなります。自分の得意・不得意に気づき、より深く学び直す。新しい分野へ挑戦するきっかけにして下さい。
あなたの知識から生まれる良質な食事は、あなたや周りの大切な人の健康な身体をつくり、
充実した日々につながり、また仕事のスキルを手に入れることができます。
受験費用は6000円で、全国(札幌、東京、大阪、名古屋、福岡)の会場で開催されました。
食学検定を受けようと思った理由
インターネットや本など、今や食に関する様々な情報があふれていますよね。
私が食学検定を受けてみようと思った理由は、「あれは食べちゃだめ?これはいい?」と自分が迷子になっていることに気が付いたから。
特に、
「子供のためにいい食事ってなんだろう?」
「何に気を付けたらいいの?」
という疑問は絶えず、いろんな情報に振り回されていると実感していました。
そんな迷いの中、この食学検定が新しくできたことを偶然キャッチ。
単純に、「食」についての基礎知識を身につけて毎日の食事作りに活かせたらいいなと思い、受験を決意したのです。
では次に、食学検定を受験するために私が行った勉強方法をお伝えしますね。
試験対策は公式テキスト&Eラーニングで
試験勉強に利用したのは、この「食学検定公式テキスト&問題集」の初版1600円(税抜)です。が、読んでみておかしなところが多々。
読みやすい・・でも間違いだらけ
試験会場でもほとんどの人が手に持っていたのが黄色い表紙の公式テキスト。
テキストの内容は
- 国際食学協会の理念
- 食べ物の旬
- 食材と料理方法
- マクロビオティックについて
など、幅広く書かれており、食に関する知識を身につける一歩としてはとても取り組みやすいものでした。
しかし第一回目の検定で、公式テキストも初版だからか、世の中に出る本としてはありえないような誤字脱字だらけ。
- 変なところに不要な文字が入ってる
- 「血行の流れをよくする・・」が「結構の流れ・・」
- 「工場で大量生産され・・」が「向上で大量生産・・」
誤字だけでなく、問題文や選択肢、答えにまで間違いや不備が多々あり、受験者全員に訂正箇所のメールが届く始末でした。
せっかくの内容なのに、ちょっと、というか、だいぶ残念。
また、テキスト以外の勉強方法もありましたよ。
受験者にプレゼントされるEラーニング
受験者にはメールで【食学入門Eラーニング講座】をプレゼントされました。
各章について講師の方が説明する動画を見ることができ、簡単な模擬テストも用意されていました。
では、いよいよ受験当日、会場の様子と検定内容はどうだったのかというと・・?
会場の様子と検定の内容は?
私が受験したのは東京会場。席は受験番号順で、長机にすき間なく3人座るという、受験者同士の距離が近い席配置でした。
ちなみに受験者の方は女性がほとんどで、試験時間は13:30~15:00です。
内容は、選択問題がほとんど&記述は二問だけ
。記述問題もテキストの模擬試験よりも簡単だったと思います。気になる合格率は発表されていませんが、難易度はそれほど高くない印象でした。
しかし、テスト問題でもミスが!
「下記1~5から選びなさい」となっているのに選択肢は4までしかなかったり、問題文にミスがあったり(解答には影響ない部分ですが)。
不備があり、手をあげて確認している方もおられました。残念ながらテキストだけでなく、試験内容も十分精査されていなかったように思います。
では続いて、食学検定の上位資格にはどんなものがあるのか?チェックしてましょう。
食学検定に続く「食の資格」とは
合格通知書には、主催するIFCA国際食学協会の発行する「食学新聞」と上位資格の案内冊子が同封されていました。
IFCA資格取得の流れを見てびっくりしたのは、その金額!
食の資格って費用が高額・・
上位資格として紹介されていたのは、食学A級/S級、美容食学A級/S級、マクロビオティックA級/S級、など。
それぞれ入門過程から専門課程、応用過程に分かれていて、取得費用は、入学金や教材費、受講料合わせて、毎回総額23万円!
専門課程までを修了し、「準食学士認定試験」に合格すると「準食学士」に。応用過程までを終了し、「食学士認定試験」に合格すると「食学士」として認定されるとのこと。
期間的にも費用的にも長い道のりなんですね。
IFCA会員登録制度
各プログラムを受講するにも高額ですが、会員として登録されるには、個人で年会費2万4千円(入会金は1万円)がかかります。
合格者の支援と保護を目的とされているそうですが、一般人が取得する資格としては受講料と共に高い印象。
きちんとした知識を身につけて認定され、プロになるためには必要な費用なのかもしれませんねー。
では最後に今回お伝えした内容を振り返ってみましょう。
まとめ
食学検定は、広く「食」を学ぶ第一歩としてはふさわしい検定。初めて知ることもたくさんあって勉強になりました!
- 食事方法の知識
- 料理法
- 農薬
- 添加物
- オーガニック
- マクロビオティック
など、広い範囲の基本を楽しんで勉強できました。
基本を知ることで「食について軸を持つ」きっかけになったので、引き続き自分なりに取り入れていきたいなーと思います。
ただし、初版のテキストは間違いだらけ。。
できれば今後発売されるはずの第二版以降を購入されることをおすすめします。
普段の食事作りに活かせる勉強がしたいなーと受験した「食学検定」でしたが、上位資格は食学検定の検定費用6000円をはるかに上回る高額な受講料なことがわかりました。
プロを目指すわけではない主婦が挑戦するにはハードルが高いです。ともあれ、「食学検定」の受験で、マクロビオティックやオーガニックの基礎知識を得ることができました。ありがとうございました。
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