「甘いものが止まらない!あともう少しだけ・・」
と思って口にしたお菓子やアイス。
ちょっとのつもりが、次から次へと口に放り込み、一時的に満足するものの大きな後悔がやってくる。なのに、またお腹が空いてくると甘いものを口にしたくなって・・の繰り返し。
常に甘いものを求めている状態で、お腹がすくと機嫌が悪くなる。
このように、子育てのイライラよりも、自分の体調のせいでイライラすることが多かった私。しかし、転機となった3人目の出産後、半年かけて甘いもの依存から抜け出すことができました。
今回は、「甘いものが止まらない!」という悩みを持つあなたに、私が産後の砂糖中毒から抜け出した体験談をご紹介していきます。
では、本題に行く前に、まずは以前の私がどれだけひどい状態だったのかを振り返ってみます。あなたとの共通点はいくつありますか?
とにかく、甘いものが止まらない!
「甘いものが食べたくて仕方ない。がまん‥
今日はもう寝よう。がまん‥。」
このセリフは、「甘いものがどうしても止まらない、でも我慢しなければ‥」という過去のつぶやきです。
このように、自覚していなかったけれど、症状はまさに砂糖中毒でした。甘いもの依存がひどくなったのは、次男が1歳になり仕事復帰した時期。
仕事に家事にいっぱいいっぱいで、仕事中にも甘いものは欠かせない状態。チョコレートやミニ羊羹を口に入れながらパソコン作業をしていました。
しかもこの砂糖中毒、発症したのは実はもう少し前のこと。食生活がひどくなったのは1人目の出産後でした。一日中赤ちゃんと家にいて三食規則正しく食べることはできず、次男の産後にさらに悪化。
結果、以下のような症状でした。
・お腹が空くとイライラする
・体は重く便秘がち
・菓子パンやお菓子がごはん代わり
・出先では必ず甘いものを買ってしまう
・お腹いっぱいになるまで食べないと気が済まない
・ひたすら食べて後悔し、食事を抜いてまた暴食
夜ご飯は子供に手がかかってゆっくり食べられないから・・と、夕食分も食べておこう! なんて、15時くらいまではずっと何か口に入れてる状態。
朝、昼、夜、と、ちょうどいい量を定時に食べる、ということができない生活でした。
見た目は太っていると思われない程度だけれど、体は重たく、長年「あと2,3キロ痩せたい・・」と思い続けていたのでした。
そんな私が変わったのは、あるきっかけがあったんです。
変わりたいと思ったきっかけ
「体質を変えよう!」と本気で決心できたのは、3人目の出産後。
これで最後! という3人目の出産で、「産む前よりもきれいになりたい!」という思いがとても強くなりました。
産休に入った頃から、妊婦ながらも体を整えるトレーニングに通ってみたり、オーガニック料理教室に通ったり。
しかーし!長年の習慣はそんなにすぐには変わるものではなく、お腹いっぱいに詰めこんでしまう癖はなかなか治らなかったんです。
そして、年末年始の帰省でがまんしていた食欲が爆発してしまい、最終日には実家近くの美味しいパン屋さんで買いこんだ菓子パンを一気食い!
すると、顔に二か所も大きな吹き出物ができて、しばらく消えませんでした。20代の時は食べ過ぎてもすぐに戻ったのに・・。
後悔も半端なく、「このままじゃ老ける!」と本能的に感じて、真剣に向き合うことにしたのです。
では、いよいよ、甘いものが止まらない!と悩んだ私が克服した方法はどんなことだったのか、お伝えしていきますね。
それは次の3つです
- ナチュラルなものを食べる
- 朝食を定番化する
- 適度に運動する
では1つずつ具体的に見ていきましょう。
克服するまでにやった3つのこと
「砂糖をやめる」より「ナチュラルなものを食べる」
体は自分が口にしたものでできていると言いますが、やはり「何を食べるか」でした。
甘いものを食べないようにするよりも、人工甘味料、添加物、加工食品を避け、なるべくナチュラルなものを手作りして食べるように意識。
食品を買うときは必ず裏の原材料をチェックして、取り入れやすい調味料から揃えていきました。
お腹がすいたら、砂糖や添加物たっぷりのお菓子ではなく、
- 果物
- 素焼きナッツ
- 砂糖不使用のドライフルーツ
- 高カカオチョコレート
などを、少しずつ、落ち着いて、ゆっくりかみしめる。すると、今まで食べていたお菓子類じゃなくても満足できるようになり、自然と野菜を食べる量も増えていきました。
次に私がやっていたのは、少ない朝食でも満足する工夫です。
朝食の定番は“果物+温かい豆乳”
朝食をしっかり食べてしまうとその日1日の食欲が勢いづいてしまうのを実感していた私。
そこで「朝食はなるべく少なく済ませたい、でも満足もしたいし」、と考えたのが、大好きな旬の果物+ホット豆乳という組み合わせ。
アガベシロップを少しいれた温かい豆乳は、胃をほっと落ち着かせてくれます。
温かい飲み物をゆっくり飲むことで食欲も落ち着き、その後お腹が「ぐーっ」となる空腹感も心地よく思えるようになりました。
次にやはり欠かせなかったのは、ほどよい運動です。
筋トレとほどよく運動
運動が大事なのはわかる。。でも産後で赤ちゃんもいると、ウォーキングすら難しい!
そこで私が行ったのは、ヒップアップに効くらしい!と、流行っていた30日間スクワットチャレンジです。
それは、初日は50回、一日5回ずつ回数を増やして3日やったら一日休む。次の日は休んだ前日より20回増やす、という方法。
1日目 50回
2日目 55回
3日目 60回
4日目 お休み
5日目 80回
6日目 85回
・・(繰り返し)
回数を忘れないように手帳に書き込み、育児や家事の間のちょこっとした時間に呼吸をあわせてゆっくりスクワット!
効果を高めるためには、正しい方法でのスクワットが大事。私はママヨガの先生に教えてもらいましたが、自己流とは全然効いてる感が違いました。
あなたも動画を見ながらチェックしてみてくださいね。
毎日続けるポイントとしては、
- 1日の中で回数を分割してもOK
- 何回やったかわからなくなってもOK
と、決して厳密にやっていたわけではありません。
このおかげで筋肉がついて代謝が上がり、おしりも鍛えられたような。
なにより、集中して取り組むので甘いものを食べたい気持ちに執着することが減りました。そして、産後1年が経ったころ、学生時代にしていたテニスも再開。
そうして週一で運動を始めてから1ヶ月、体に変化があったのです!
体が生まれ変わったことを実感した、なんとも不思議な体験でした。
カラダが生まれ変わるときの好転反応
自然食を意識して、楽しんで体を動かすことを続けていたところ、なんと、ある日突然の体調不良。
- 風邪とも違う感じの発熱
- 謎の全身痛
- 歩くにもフラつく状態
これがしばらく続いた後、不思議なことに、まさに一皮剥けたように体が軽くなったのです。10年以上変わらなかった体重が2、3キロ安定して落ちました。
高熱でしばらく食べられなかったときなども数日で体重は落ちますよね。そんな時は明らかに自分の体じゃないようなお腹に力が入らない感じがして、すぐに元に戻ってしまうもの。
しかし、今回はなんだか体がしっくりきている!でも体重は減ってる!という不思議な感覚でした。
産後からひどくなった「甘いものが止まらない」症状。菓子パンを一気食いして後悔した事件から、抜け出すまでの期間は、約半年でした。
では最後に、今回のお話を振り返りながらまとめてみますね。
まとめ
- 甘いものよりナチュラルなものを食べる
- 原材料をチェック!
- 少なくても満足できる朝食を定番化する
- 私の場合、ホット豆乳+果物
- 適度に運動する
- 気軽にできるスクワットがおすすめ
砂糖中毒から抜け出して思うことは、とにかく気持ちが楽になったことです。
自然と食べる量が抑えられて、甘いものも必要ではなくなったため、「また食べちゃった。。」と後悔することがほとんどなくなりました。
また、体重のちょっとした増減で一喜一憂しなくなり、イライラが減ったのです。
もちろん、たまにはしっかり甘いものを食べたり、食生活が乱れることもありますが、元の状態に戻りやすくなりました。
スクワットも気が向いたときにちょこちょこと日常生活に取り入れていますよ。
それからさらに1年以上経ちましたが、体重は減ったまま変わらず、以前のように「甘いものが止まらない!どうしよう!」なんていう気持ちも発症していません。
思えば、産後悪化した「甘いものが止まらない」状態から抜け出せたのは、3人目の出産を機に「変わりたい!」と強く思ったこと。
そこから、少しずつ添加物を避けたり、自然食を心掛けたりすることで変化し始め、産後一年で久しぶりに再開したテニスも大きな引き金となり、私のカラダが生まれ変わりました。
結局、甘いもの依存を克服できたのは、ナチュラルな食生活と筋トレだったと思います。
決して順調に移行できたわけじゃありませんが、ちょっとずつ、変わっていきました。
「やせたい!」
「変わらなきゃ!」
「早く結果を出したい!」
という切羽詰まったものではなく、自分が気持ちのいいと思う方へ向かっていった結果の、うれしい変化。
その後、さらに3日間の酵素ファスティングを行なったことで、甘いもの依存を克服した体がしっかりと自分のものになった気がします。
ファスティング後も、普段から酵素ジュースを飲んでメンテナンスしています。↓↓
60㏄飲むと、バケツ1杯分の野菜と同じぐらいの栄養を摂れるという酵素ジュース。私にとって、食生活が乱れた時のお助けアイテムでもあります。
甘いものが大好きで3回出産した後の私でも、長年変わらなかった体質を変えることができました!
産後の甘いもの依存でお悩みなら、まずは少しずつ自然食を心がけてみることをおすすめします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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